山奥ニートだけどブユの極悪さについて語ってみる

まず幼虫が水質汚染に弱く清流にしか存在しない。自然美しい田舎だからこそ大量発生するという邪悪さを発揮する。道理で実家周辺で見なかったわけだ。実家も割と田舎な方だが、実家近くの川は清流というにはほど遠い。

 

 

また、昨日の記事でもふれたが、皮膚を噛みちぎって出血させて吸血する。蚊のように気づかれずに刺して気づかれないうちにチュッと吸っていくスマートさはない。割と噛まれたときは痛かった。もうあいつからは悪意しか感じない。

 

しかも噛んだ際、血液を固まらないようにする毒を注入する。これがアレルギー反応を引き起こして強烈な痒さを発揮する。また発熱したり大きく腫れあがったり痛んだりと酷い効果付き。さらにひどい場合は一か月も症状が続いたりすると言う。蚊とは比べ物にならない悪辣さを持つ。

 

またこのブヨ、虫よけスプレーが効きづらい。そのためブユ専用のスプレーが市販されている。さらにこのブユ毒、基本的に市販薬が効きづらい。ステロイド系の外用薬が効くとのことだが、そんなもの持ってる人は中々いない。このように対策や対応すらできづらいという。なんか神が山奥に住む者へ試練を与えるために生み出したかのごとき生物兵器である。

 

 

――と思いきや、

 

私はステロイド系の軟膏を何種も持ってるんだなあ!

 

馬鹿め! アトピー性皮膚炎をなめるなよ虫けらァ!

 

アトピーの薬として処方されるロコイド、プロパデルム、マイザーなんかは全部ステロイド系の軟膏で、それら全部が虫刺されに効く。はははは。まさかアトピー持ちが山奥にいるとは思わなかったか羽虫め。所詮、節足動物類の所業よ。

 

実際、刺された20数か所が赤く腫れあがって熱持ってめちゃくちゃ痒いけど、軟膏塗ったらかゆみは収まった。腫れと熱はひかないが、まあ、そのうち治るだろうさ。

 

にしろ汗に反応して寄ってくるっていう性質があるのな。あんな川のそばの草原で運動したのが悪かったか。ハッカに弱いらしいんで、今度からミントを身体にもみこんでからバレーするか? ミントならその辺に自生してるし。

 

いやーでもアトピーでかゆみには慣れてるから、蚊に刺されたくらいじゃ平気だったんだが。そんな私でも割とつらい痒さだ。熱を持つところがいやらしい。これマジで絶滅させられんかね。ブユ。