鹿が捕まった

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肉にする過程の画像があるので、グロテスクな画像が苦手な人は注意してください。

 

 

鹿がくくり罠に捕まった。まだ小鹿だ。

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顔はかわいらしいが立派な害獣である。狼が絶滅してからというもの、もはや恐れる物など何もなしとばかりに往来を闊歩している。このあたりの生態系の頂点は鹿かもしれない。わらわらと増えて農作物などを食い荒らす。もはや鹿ほどの大型哺乳類を捕食する野生動物など存在しない。

 

人間以外は!

 

ある種、鹿を殺して食らう我々山奥ニートこそがここの生態系の覇者と言えるかもしれない。

 

鹿を捕えるまでの流れについてはponさんのブログが詳しい。

neetnoippo.hateblo.jp

 

ぶっ殺した。内臓をかきだした。私はそれをただ見学していた。

 

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上手い事内臓をとる先輩山奥ニート。私とは山奥歴が段違いだ。レベルが違う。先輩は狩猟免許も持っている。すごい。

 

 

とりあえず、首を落として、体温を抜くために流水で冷やす。

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その後お昼ご飯を食べて、解体に取りかかった。

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毛皮をはぐ。割と鹿の毛皮ははぎやすいとのこと。脂が少ないからだとか。小気味よくナイフが入っていく。

 

 

 

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そして足を落とし、食える部分を切り落としていく。

 

この辺の作業は私も手伝った。肉を削ぐのを上手いと言われて女学生のごとく喜ぶ。刃物の扱いが長けているのはサイコがかった私にとって最上の誉め言葉だ。

 

もっと写真撮りたかったけど、自分も作業してて撮れなかった。残念。綺麗なあばらとか撮っとけばよかったと後から悔やむ。

 

食えなさそうな残骸はニワトリの餌にした。細かなハギレを取り合う様は中々のものだ。彼女らニワトリも肉とか食うのか。これで肉の味を覚えたニワトリたちが、夜な夜な鹿を襲って食べたりしたら面白い。まあないけど。

 

 

 

こういう鹿を殺すのを見て「かわいそう」だとか言うのは、個人的には偽善だと思う。食うために殺すのは人類史の初期も初期から綿々と続いてきた営みだ。それを否定するのは肉食性動物全般への愚弄だ。ハムもベーコンも、スーパーのこま切れ肉もミンチも、全ては生きる動物だったのだ。殺す過程をすっ飛ばしてしまっているがゆえに、現代人は「動物を殺して食う」ことを忘れてしまっている。そんな中でこういう体験は、貴重だ。

 

個人的には畑仕事よりも狩猟の方が関心ある。野菜よりも肉の方が好きだし、育てるよりも殺したり解体する方が好みだ。

 

外国でよく行われた、食う気もないのに撃ち殺すような趣味の狩猟は邪悪に思う。ただ殺したいから殺すだけ。それは殺人鬼も同じだ。殺したならば責任もて食えよと思う。

 

鹿なんかは害獣に指定され、捕まえれば報奨金がもらえる。そもそも増えすぎることはあいつら鹿にとっても不幸なことだ。増えれば増えただけ生息圏を広げざるを得ず、人里に接触しやすくなる。鹿の農作物への食害は年々増えていると言う。狼のいない今、人間が殺して適正数に抑えるべき。そして殺したら食べる。私の血肉になってもらう。こうして命が連鎖する。素晴らしい。

 

畜類を殺して食うは人間の当たり前の営み。ここに来てそれをひしひしと身をもって感じた。当たり前が当たり前じゃなくなっている今だからこそ、こういうのは大切なことだと思う。命を食っているんだと思えば、自然と手を合わせて「いただきます」と言える。今日我々山奥ニートが生きているのも、様々な命を食してきたおかげだ。沢山の命に支えられて我々は生きている。

 

 

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