G先生と盟約を交わした。

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キンチョールとはG先生の名である。

 ↑の画像はG先生とのハングアウトだ。

G先生も私と同じ化生の子であって、何らかの形で世に出たいと考えている。

 

バナシさんを含む何人かの山奥ニートは、もう何か、「山で生きて山で死んでいく」んだろうなあ、って印象を受ける。先日の記事で言う、仙人である。人間味が薄い。というか、人間性捨ててる印象すらある人もいる。あれはあれで、悟り切った感じがして良いと思うけど、でも自分もああなろうとは思わない。

 

我々、つまり私とG先生と、その他数名の山奥ニート――化け物、化生、妖怪の子は「山に骨埋める気はない」系の者である。なんかで世にはばかりたいと思う。山に来ておきながらも世俗への未練を捨てきれないさまはある意味往生際が悪い。

 

っても、普通に就職する気はなかったりするので案の定クズである。「山で生きる覚悟」すらない分、むしろ仙人より酷いかもしれない。

 

でもまあ、せっかくあの環境で、何もせずにただ遊んでんのはもったいないと思うんだよなあ。昔の文豪とか、わざわざ田舎に屋敷を建てて移り住んで、自然の中で小説書いたりしてたっていう話じゃん。三島由紀夫三重県鳥羽市の神島に住んで、「潮騒」書いたって。一回行ったことあるけど、神島ってびっくりするような僻地だぜ。よくまあわざわざ。……でも、「潮騒」読んだことあるけど、何が凄いのかサッパリわからなかったね。私がアホなだけかしらん。

 

自分は働いていた時の貯蓄を用いて、できうる限り時間稼ぎがしたいと思った。世にはばかるまでの時間稼ぎだ。私が世に名を知らしめるには結構な時間が要るだろうと予測されていて、それまでの時間を少ない金額でしのがねばならない。その目的に山奥が合致した。

 

だが、実際に棲んでみれば、めちゃ創作向きな環境だった。

 

あの環境でどうにもならなかったら単に私が悪いんだろう。そん時は潔く諦めて就職するなり、首を吊るなりするべきであろう。個人的なタイムリミットは、あとほんの数年。3年とかかな。せめて父が父親になった歳までには何とか結果出したいよな……。

 

バナシさんは私らのようなタイプの山奥ニートに色々思う所あるみたいだが――まあ、それでも、きっといつか私は下山する日が来る。結果を出そうが出すまいが。そんときゃ笑顔で下山したいなあ。

 

まあ、でも結果出たら即下山ってわけにはいかないと思う。むしろ結果出した方が長くいる可能性あるね。だってあそこは創作向きの環境だからよ。自分の挑戦に敗北して、就職しないといけないなら下山するに越したことは無いだろう。だが、自分の挑戦に勝利したらきっとあそこでさらなる戦果拡大を狙う。何故それでもいつかは下山しなきゃいけないのかって、結婚とか子供とかって考えたらという話ですよ。ずっと先の話だ。戦いに勝利すれば、ちょっとは長くいられる。

 

G先生はどうかな。私と違って、成功しようがしまいが居れるならずっと居る気もする。ある日ぶらりと出て行って、もう帰ってこなかったりする気もする。

 

まあでも、私もG先生も、狭い山ん中で大人しくしている気はない。いずれこの名をとどろかせて世にはばかってやろうという野心家である。仙人にはあまり野心ないからなー。こればっかりは妖怪の特徴だよなー。

 

てなわけで、G先生と競争中である。どっちが先に世に出るか。「好敵手」と書いて「ライバル」と読み、「戦友」と書いて「とも」と読む。そして「山奥巨人」と書いて「Gせんせい」と読む。G先生の存在は、ホント私にとってありがたいよ。やる気出るし。

 

お互いにいい影響を与えられる関係が、一番素敵な関係だと思うね。私とG先生がそういう関係かどうかは、いずれ答えが出るだろうさ。でも先に答えを出すのは私だぜ。ジュースは私がおごってもらうのだ。

 

潮騒に呼ばれ気が散る夏の夜                秋雷

 

 

 

さあ、このブログをただの世迷言日記にしないためにも、努力が必要だぜ。私の大っ嫌いな努力! いやいややろうぜ! あがこうぜ! 人生一度きりだしな!

 

 

G先生のブログ。ちゃんと毎日更新している。偉い。

jz38815248353.hatenablog.com
そういえばなんかドキュメンタリー撮っている人がお客さんとして来てG先生がジェラシッたって? ブログに書いてあったけど。G先生の「好敵手」は私にとっても「好敵手」だろう。よし、じゃあ私も超えようその人を。会ったことねえけど。