G先生の至言。

今日はG先生がスプラトゥーンをプレイしているのを隣で見ていた。

 

あれ、売ったんじゃなかったっけ? と思ったあなた。その通り。前の記事ではG先生はスプラを売っぱらってたのだが、なんと買い直してしまった。

 

任天堂の手のひらで踊らされているなあー、と思った。

 

ガチヤグラをやってて、すげえ敵のプレイヤーレベルが高いのに憤慨し、勝てないのにイライラし、かなり毒づいてた。そんなに怒るならやらなきゃいいのにと私は思った。そこで下手な動きの味方に向かって言ったのが

 

「おまえクジラでももっとマシな動きすっぞ」

 

である。

 

クジラ!?

 

とっさに出た味方への罵倒語がこれだぜ。クジラがプレイしたとしてもおまえより上手いぞってことかな。よく「サルかよ」「チンパンか」とかは言ってたけどクジラを取り出してきたのは今回が初だった。

 

詩的じゃないか。

 

クジラがゲームをする。それもイカの。なんて詩的なんだ。

 

罵倒語である以上、クジラはゲームが下手なんだろう。おまえ、下手なクジラよりもさらに下手だぞ! って罵倒なわけで。きっとクジラは下手すぎて全然勝てないのだ。それで負けるたびに巨体を申し訳なさそうにくねらせるんだ。

 

下手すぎて負けてばかりいるクジラだ。勝った時の興奮はひとしおだろう。きっとギュンッと泳いで水面まで加速して、ジャンプする。イルカみたいに高くは飛べないだろう。でもクジラなりの喜びを全身で表すんだ。きっと。水しぶきが高く上がる。カーテンが覆うみたいに。

 

ああ、なんてことだ。これだけで物語じゃないか。ストーリーじゃないか。

 

喜びてクジラ飛ぶなり月の海               秋雷

 

G先生の言語センスは異常だ。これだけじゃないのだが、結構忘れちゃうんだよな。今日は覚えていたのでよかった。G先生の才能に妬く。