共生舎カレー作りオジサン

私の事である。

 

男所帯である共生舎でカレーをこしらえれば当然のように喜ばれる。カレー。男で嫌いな者は少なかろう。私は普通に作っているつもりだが、カレーだけは美味しい美味しいと褒められる。

 

料理は苦手だ。そもそもガリガリに痩せたボディからわかるように、私は食に関心が薄い。小説に興味ない者が執筆できないのと同じで、私は料理をろくに作れない。

 

カレーの作り方だけは母親に仕込まれている。母に感謝だ。

 

カレーは好きだ。辛い料理だから。さらにそのままでは芸が無いのでいろいろ自分なりにアレンジを加えている。テキトーに調味料をぶちこむのではなく、理論上こうすれば美味しくなるはずだというアレンジ。

 

市販のルウを使っている割には美味しいカレーができあがる、と思う。みんな褒めてくれる。褒められることの少ない人種なので素直にうれしい。

 

他の料理だと失敗しかねないので最近は基本的にカレーしか作らない。やっぱり料理は好きじゃないんだろう。でも、10日に1回程度カレーを作ればいいので、ペース的にはいい塩梅だ。夕食は当番制ではないが、なんとなくの持ち回りでやっている。山奥ニートは10数人いるので、10日に1回担当すれば十分だろう。

 

私はカレー職人だが「てく」は親子丼職人である。そんな調子で、みんな得意料理が1品あれば、なんとかなっていく。楽だ。料理苦手な人種にとって、レパートリーを増やす行為は割と苦痛だ。十数人分も作っているため、失敗したらとても困る。絶対安全な得意料理一品だけで何とかなるのは本当にありがたい。

 

自分一人分のためにはペペロンチーノか炒飯くらいしか作らないな。だから私の料理のレパートリーは、カレー、ペペロンチーノ、炒飯の三品くらいだ。それでほとんど出来合の食品に頼らない生活ができているのだから、集団生活はありがたい。

 

カレーの食材がない時は、仕方ないのでその場にある食材でよくわからない野菜炒めを作るかな。でもできればカレーのが美味しくできるからカレーの食材があるときに料理したい。

 

昨夜は茄子を用いた「遅れてやってきた夏野菜カレー」みたいなのを作った。ニンジンなどの普通のカレー具材が少なかったから茄子を炒めて追加してみた。みんなに美味しいと言われた。うれしい。

 

秋茄子や人褒める人になりたし             秋雷

 

若い子は特に喜ぶ。カレー。共生舎の平均年齢とれば恐らく私くらいで、故に私よりも若い子がたくさんいる。若い子ほどカレーで喜ぶ。若者ばかりの共同生活だからカレーで赦されるってのはあるんだろうな。もっと年齢層が高いとカレーばかり作ってたらきっと良くないのだろう。その点もありがたいよ。

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