星空を見上げるたびに、私の悩み事なんて全部どうでもいいことだと思えてくる
ぶっちゃけ星とかあまり興味がない。
オリオン座だけはベルトのおかげで見分けがつきやすい。だからオリオン座だけはわかる。それ以外の星座はあまりよくわからない。
この季節といえば冬の大三角か。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン。ベテルギウスだけはわかるがその他二つがいまいちわからない。何となくあれではないかと見当付けてはいるが、自信が持てない。
ただ、山の夜空は美しい。
偉大である。私が見てようが見てまいが、そこに存在し続けるということが。我々人間如きの矮小卑小な存在など気にかけてはいない。たとえ人類が滅びようと星空はそこにあり続ける。
偉大である。
凍て星や私が砕けてゆく音 秋雷