ニワトリジェノサイド

昨日書くべきだった。てっきり忘れが多い。

 

イタチかテンの仕業と思われるニワトリの虐殺が凄い。元10羽いたニワトリたちだったが、早々に2羽殺された。それからは割と平和だったのだが、23日に2羽。さらに24日、つまりクリスマスイブの夜には4羽も殺された。我々が鳥料理を食べて盛り上がって、疲れて、気持ちよく眠っている間に、凄惨な虐殺が行われていたのだ。

 

周囲生態系の頂点に立つ捕食者である山奥ニートだが、テンどもに対しては無力だ。鶏小屋も対策のために防備を固めておいたはずなんだが、どこからか侵入された。ケモノの目にしかわからない抜け道があるものだと思われる。

 

残りの2羽を夜だけでも別の場所に隔離することにした。しかし根本的解決にはなっていない……。

 

最後の2羽。彼女らは同族が目の前で虐殺されていくのを見ていたわけだ。非常に哀れである。テンが侵入した後の鶏小屋は逃げ場のない殺戮部屋(キリング・ルーム)でしかない。彼女らの苦痛を想うと、胸が痛い。

 

そりゃ、我々山奥の民は鶏料理ばっかり食べてるけどね……肉の中では安いから。それでも自分たちが飼っていたニワトリが殺されると腹が立つ。

 

そもそもな、殺すなら食え。連中の残忍な所は、「殺すだけでたいして食わない」所だ。首かききって、殺しはするが、ほとんど丸ごと死体が残っている。小さなイタチやテンにとっては、鶏1羽で充分な食力になるだろうに、次々に殺していく。まるで遊びじゃないか。

 

殺したなら食え。自然に感謝しろ。今日も生かされていることに感謝しろ。山奥での生態系頂点に立つ我々は、そうしてきた。殺した動物はだいたい食べてきた。だからこそ腹が立つ。おまえは自然の一員の癖に殺すだけ殺してたいして食わないとか、ホントまじで何なんだよ。山で生きる者としての心構えがなってない。

 

はー。忌避剤とか買わないとなのかな。そもそもニワトリ飼う環境にないのかな……。

 

ネズミとかも我が物顔で部屋ん中出入りしてるしね……今年だけで2匹殺したけど。周囲が山だから、1匹2匹殺したくらいでは無駄なんだよなあ……砂漠の砂を一粒取り去っただけ、みたいな。

 

ニワトリかわいがっていたJさんが落ち込んでたのが悲しい。獣害はホントに酷いよ。野ウサギとかも野菜勝手に食うクソ害獣だとしか思ってないからね。かわいくなんてない。見つけ次第殺しに行くけど、連中のが素早いから殺せないんだよな……

 

獣に翻弄される。これも山の意思だろうか? はぁ……

 

鼬見つけ次第殺そうと誓う                   秋雷