十二月の俳句

・もこもこの冬の色を空に塗って

 

・特に何もない私の冬です

 

・冬の月の凍る音の響くかな

 

・冴え月や青色で包まれた夜

 

・冬木影の枝鳴る音ただ孤独

 

 

・雪のひらひらを浴びて夜化粧せり

 

・夜がしんしんと冬で染められていく

 

・霜柱ぎゅむと鳴かせて独り発つ

 

・ぽいんせちあ指差す吾子の赤き頬

 

・鮟鱇や首絞めらるる様な夜

 

・紫陽花の色に染まりし晴れた空

 

・凍て月やMIRARISする人の白き指

 

・凍る夜孤独でいいやと嘯いて

 

・北風や決意は頭蓋を貫ける

 

・冴え月や死ぬなら夢で死んでやる

 

・枯葉走る私は私の速度で

 

・冬夜明け村の気温がまた上がる

 

・凍てる闇染みこみ我は鬼に成る

 

・夜夜中しづかに凍る重き闇

 

・騎馬武者の如く暴るる北風や

 

・凍て星や私が砕けてゆく音

 

・冬を作る機械が停止した昼

 

・冬山の化け物みたく夜凍る

 

・炬燵が人を呑み我は酒を飲む

 

・夜炬燵ボドゲ三昧空間也

 

・霜のきらきらをまぶしただけの庭

 

・クリスマス孤独に濡れることもなく

 

・冬の蜘蛛肢一本ずつ伸ばしけり

 

・鼬見つけ次第殺そうと誓う

 

・冴ゆる月わたしはきっと大丈夫

 

・タラバガニ何の咎にて煮らるるや

 

・薄氷や今年が死ぬ時が迫る

 

・うたたねしいつの間にやら小晦日

 

・光すらただ真っ白に凍る朝

 

計34句。とにかくやたらめったら何かを凍らせたがるな、私は。

 

ヒットのない月だなあ。「冴え月や青色で包まれた夜」とか比較的好きかな? 「冬の蜘蛛肢一本ずつ伸ばしけり」「ぽいんせちあ指差す吾子の赤き頬」あたりもまあまあ。

 

5段階評価の2,3,4ばかりの月だな。5はない。寒いと外出るのもおっくうだしなあ。仕方ないのかも。

 

俳句ね。これこれからも続けるつもりなんだけど、ただブログ的には効果ないっていう。むしろ俳句の記事の日はあからさまにアクセス数下がったり。みんな俳句なんか興味ねえわなあ。

 

ブログ戦略的には負でしかないんだが、まあそれでも今まで続けてきたことだしな。これからも続けますよ。ただ、今からブログをはじめようって人には全くおススメしない。辞めとけ。俳句の記事書くとアクセス数下がるぞ。

 

現在279句。今月に300句いくね。1000句までの道のりが25パーセントを超えた。よきかな。

 

夜深し足凍る春は名ばかり                   秋雷。

 

1月は暦の上では春らしい。異論しかねえ。まあ旧暦に合わせて見るべきなんだろうけども……

 

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