山奥ニートだけどアナログゲームを紹介してみる「Blade RondoːGrim Garden(ブレードロンド:グリムガーデン)」
絢爛剣「金貨二枚支払って2連続攻撃だ。10点ダメージ喰らって死ね」
というわけで(どういうわけ?)「山奥ニートだけどアナログゲームを紹介してみる」第9弾はBlade RondoːGrim Garden(ブレードロンド:グリムガーデン)!!!
前に我がブログでも紹介していたBlade Rondo、Blade RondoːNight Cheaterの拡張版となります。Blade RondoːNight Cheaterの記事の下の方読んでみてくださいな。
以下過去記事引用
「いやー、このゲーム大好きだわ。さすがにもうこれで拡張版は終わりかな。でもDOMINA GAMESといえば赤・青・緑・紫の4色が4元素だよね。で、Blade Rondoが赤でNight Cheaterが青だよね。っていうことは、次は緑・紫がでるはずだよね。やったーこれで一生遊べるぞー」
出ました、緑箱。
ともすれば私にはランプの魔神が憑いていて、Blade Rondo関係の願いならば必ず叶うのではないかと錯覚を抱くレベル。なら何故就職活動しても全部面接で落とされた。Blade Rondoで遊ぶためですか? なるほどー(圧倒的納得)。
前回の記事でDOMINA GAMESのボドゲを一生買い支えると誓っているので息を吸うような当たり前の動作で購入しました。
三箱並べてみると、なかなか壮観である。やっぱ絵がいいよなー。絵が。
今回は剣カード20種×2セット、一人プレイ用カードが20枚。計60枚である。
Blade Rondo、Blade RondoːNight Cheaterもそれぞれ20種だったのでこれで計60種。Blade Rondoだけだと物足りなかったものだが、もうさすがに十分な量だろう。得体のしれないコンボとかいくつもありそう。
前作、前々作同様、パラメーターボード、パラメーターダイス、ライフストーンが2セット入ってた。前作のBlade RondoːNight Cheater同様、今回も拡張だけで遊べる。もちろん一人でも遊べるぞ。二人のが楽しいけどな!
こういうところがDOMINA GAMESの親切で素晴らしい点である。私は赤箱(Blade Rondo)、青箱(Blade RondoːNight Cheater)、緑箱(Blade RondoːGrim Garden)と3箱持っているため、やろうと思えば3卓で遊べるのである(実際、緑箱が来る前に2卓でやってたことがある)。
実は昨日今日と忙しいのでまだプレイしていない。プレイした後の感想はまた今度にまわして、今回はとりあえずカード効果読んだ感想を述べたい。
緑箱のテーマは「悪魔」「金貨」だと思われる。赤箱からある召喚システムに悪魔系がたくさん追加された。あと金貨という新しいシステムも追加。充実している。
まあそもそも「悪魔」は全部「金貨」システムに関係ある。前作青箱の「人形」の時は並べるのが楽しかったが、「悪魔」は出したり、出した物と手札の物とを交換できたりして、よりトリッキーである。物量で押す人形に対し、弱い悪魔を生け贄により強い悪魔へと進化していくイメージだろうか? もちろんとっても楽しそうだ。
ざっと見てみた感想であるが、物理魔法混成構築の強化に思えた。赤箱ではやや魔法系が強い印象、青箱では物理系の強化だった故に、絶妙なバランスで緑箱を投入したと言えるのではないだろうか。
さて、前回、前々回同様に、今回も小ネタを拾っていこうか。
魔法剣士の相棒コンビ。お互いを守り合うベストパートナーらしい。フレーバーテキスト通り、この2名でコンボができる。紋章剣→魔導剣の順に使えば5コスで物理攻撃×2、魔法攻撃(3)。しかも以後そのターン中なら魔法攻撃コスト-1の効果付き。赤箱の舞踏剣+ガウラミアズマが5コスで物理攻撃×2、魔法攻撃(3)でしかも自身にもダメージ3だったので中々に破格のコスト効率ではなかろうか。
国すら奪い取った女頭領と、その参謀兼召使い兼切り込み隊長。奴隷商に売られそうなときにその女頭領に助けてもらって惚れ込んだのだと言う。設定萌える。この2枚はとりあえず物理構築なら入れておいて損は無い感じ。鉈の方に見覚えがある方もいるだろうが……それは後で触れよう。
悪魔の伝令役&小間使い。フレーバーが対になってるのが印象的。この2枚を召喚しておけば毎ターン魔法攻撃(2)で自身にダメージ1。防御1。いっきにゲーム終了へと加速していく。ローコストのカードで速攻しかけるアグロ系なんかと相性良さそう。魔法攻撃は防ぎようがほとんどないし。あと、この2枚で金貨2でもあるわけで……いやー怖い怖い。
またもやどっかで見覚えのある魔女姉妹。今作では篝火姉妹だそうだ。フレーバーテキストがほとんど同じと云うのも感慨深い。パイロガーランドの方はうまくいけば魔法攻撃(10)以上とかいう狂ったダメージを叩き出す。フィニッシャーに充分なれるレベル。ただしかなり扱いづらいか。しかしリミテッドではないという点が恐ろしい。
はい、もちろんお気づきでしょう。この2名、赤箱の表紙も飾った花屋姉妹である。
前回同様、続投組の紹介を行おう。とりあえず私が見つけたのは7組である。
花屋姉妹の妹の方、メルティア。左が赤箱。右が緑箱。イグノコスモスの方には姉妹と書かれていたため、もしかしたら姉の可能性があると思っていたがやはり妹だった。ルミノブーケットの効果はイグノコスモスの完全上位互換。金貨システムに組み込まれているが某剣とのコンボの方がよさそうな気がする。
花屋姉妹の姉の方、プローディア。左が赤箱。右が緑箱。やはり姉だった。うむ。先に述べたようにフィニッシャーとなりうるパイロガーランドであるが、そもそもこれを活かすには手札構築が難しそうだ。使いやすさはフレアビスカスの方が勝るか。にしろ姉妹そろって善良な魔女の様だ。人に迫害されてもなお人を愛し、平和を求めた姿勢には主人公感を抱く。
剣舞の王女シャンヌイ。左が赤箱。右が緑箱。金貨2を消費するとはいえ、ノーコストで再使用できるのは大きい。コスト不足の中盤あたりに奇襲できそうな感じ。使いやすい。意外にも節制と鍛錬に務めたという。ストイック王女。
女頭領デイジーデイジー。左が赤箱。右が緑箱。先にも紹介していた鉈である。そもそも鉈と聴いて彼女を思い出さないソーディア(Blade Rondoのプレイヤー)はモグリであろう。新旧共に手札破壊能力というぶっ壊れ能力を持つ。気まぐれ女盗賊っぷりは健在なようで骨響きの鉈の方は国盗ったくせして王であることに三日で飽きたとある。自由気ままで可愛らしいが、彼女の姿を見かけて恐怖を感じないソーディアはいまいて。
まさかの通り魔シフォン。左が青箱、右が緑箱。逢魔が刻では通り魔だったはずの彼女が、まさかの悪魔引きつれての登場である。当人単体での戦闘能力も凄まじいが、悪魔にも守られているとなるともうこれ最強なのでは……? 彼女と悪魔との関係にも萌えを感じざるを得ない。
ピエタ&ロザリア。左が青箱、右が緑箱。何故かエキストラだったころは床屋だったというにラピスラズリでは庭師になっている。なおエキストラの方は共生舎でプレイする際の通称は「ピエールの嫁」。嫁が続投してて嬉しく思うが転職してて戸惑う。時代の流れってやつであろうか……。
巡礼者セレネ。左が青箱、右が緑箱。クリスタルのころは聖域に変じた巡礼者とのことだったが、フローライトでは悪魔ハンターみたいになっている。っていうか何気に悪魔どころか人形だろうが牛人だろうが配下であれば全部無効化するので、他の箱と組み合わせたときでも有効に動く。さすが聖域。揺るがない。
さて毎度おなじみのランキングに移ろう。まだプレイはしていないので初見の印象で好きなカードBEST5。
第5位、迷い道のトパーズ(アネット)
フレーバー読むと、「いや、ただの村娘ですやん」ってなる。でもそのターン中同じシンボル無効化は割と猛威じゃないかな。物理、魔法、どちらかに寄った構築だと効きそう。あるいはシャンヌイキラーでもある。カード1枚に対してではなく全てに効くってあたりが強いね。私も一緒に祝宴に興じたいかわいい。
第4位、重撃剣(ブリオッシュ)
いや、もう何てったって倍ダメージは強い。期限なしで1コスト上昇した逢魔刻の大斧だと考えれば凄まじい能力だとわかる。毎ターン1ずつ攻撃力上げ続ければ、重撃剣使う頃には12~14ダメージくらいにはなってしまっている。防御しきるすべもない。強すぎる。せめて7コスでよかったんじゃないか。あとフレーバーも好き。こんな強くてもデイジーデイジーには従順だったんだろうか……兼任しすぎかわいい。
名の由来は(アレスター)クロウリー+紫蘭(シラン)だろうか。コス2魔法攻撃1と単体ではパッとしないが物理攻撃のダメージ+1というすさまじい効果付き。何ならこれ1枚で燐灯るエチュード+イグノコスモスだと考えてよい(乱暴な解釈ではあるが)。しかもリミテッドついてないという。つまるところ、クロウリーシランさえ使った跡なら攻撃力0でも追加効果持ちの物理攻撃を通すことが可能。それをコストの許す限り何度も使えるのだ。そしてこの緑箱にはすさまじい追加効果持ちの物理攻撃がいるんだよなぁ……あと魔女というカードは多かったがあからさまに魔女っぽい見た目は彼女が初ではないだろうか。魔女っ子かわいい。
第2位、徴税剣(メヴィエリアラ)
これまた1コス物理攻撃で効果持ちという、かつての斬撃剣の完全上位互換である。その効果が金貨1を生むというもので、金貨システムを使うのであればこのカードは絶対に欲しいところ。たぶん使うと毎ターンくるくるカードを交換し続けながら物理攻撃を繰り返すことになる。たぶん楽しい。また、金貨としての価値がなくなったとしても斬撃剣と同等であるため腐ることがない。隙が無い。魔剣で徴税するっていうのも斬新でいい。完ぺき徴税官かわいい。
いや、もうこれ強いやん、どう考えても。
意志砕きの鉈が3枚のうちから捨てさせるカードを選ぶ代わりにリミテッドだったのに対し、このカードは相手に選ばせる代わりに何度でも使える。
そう、何度でも。
防ぐ手立ては防御を上げるくらいだが、前述のクロウリーシランと組み合わせればもはや防御すら不能。布石打って防ぐ以外に手立てが無くなる。しかし布石は全てリミテッドである以上数に限りがある。しかし骨響きの鉈+クロウリーシランはリミテッドではない故に何度も使うことができる。恐怖でしかない。
手札全破壊されて丸裸にされる運命が目に浮かぶ。
そもそも3コス物理攻撃を完全に防ぎきることが難しい。アゲートでもあれば別だが、この緑箱だけならもうほとんど対応手段がない。1ターンしのいだとて次のターンがくるのだ。
意志砕きですら強かったのに、なんだこの効果。これ3コスでいいんか……? 4コスの間違いじゃないのか……? と思う。
まあ、この緑箱、結構なパワーカード多いし、丸裸になるほど長期戦にはならないのだろうか。どうだろう。まだやってみてないからわからない。
しかし、これは約束された猛威だろう。最強女頭領かわいい。
さてとりあえず紹介はこんなものだろうか。だいたい内容は伝わったのじゃないかなと思う。プレイしてからまた書こう。
とかく、次は紫箱だ。赤、青、緑ときて紫が来ないわけがない。前にも言ったがこの4色はDOMINA GAMESの4元素。かならず紫箱は来る。
逆を返せば紫で終わる可能性が高いという事でもある。つまり次の拡張が最後の拡張だ。華々しいフィナーレを飾るは喜劇か? 悲劇か? いずれにしろ楽しみにして座して待つよりほかにあるまい。
これでまた生きる理由が増えた。私は、DOMINA GAMESとBlade Rondoが大好きだ。