山奥ニートだけど山奥ニートについて説明する。

そう。ついこの間、コメントで山奥ニートって何? って尋ねられてしまった。

 

自分のブログは基本的に超有名ニートであり山奥ニートの代名詞でもあるバナシさんのブログからいらっしゃる方が多いはずだと思いこみ、その説明を省いてきた。私の怠慢である。よくよく考えれば、もうすでにバナシさんのブログ以外からのアクセスも相当増えてきている。説明しなければ、と思うので説明する。

 

といっても、最も山奥ニートに詳しいのはバナシさんである。私の解釈が間違っている点も多いかもしれない。一応、私の知っている限りの山奥ニート像を語ることにするが……

 

まず山奥ニートとは山奥に住むニートのことである。

基本的にはNPO団体である共生舎に滞在しているニートの総称。この共生舎、和歌山県のはるか山奥に位置する。最寄りのコンビニまで車で2時間くらいかかる程度のド田舎だ。そもそも共生舎のある五味集落は、お年寄りが約10名程度住んでいるだけ。超のつく過疎集落だ。そこに、地域住民と若者ニートをつなぐ共生舎が存在している。

 

滞在している山奥ニートの年齢層は10代~30代。でも20代が圧倒的に多い。平均とれば25、6歳くらいじゃないかな。10数人の山奥ニートが暮らしているため、もはや五味集落のお年寄りの数よりもニートの数の方が多い。

 

一応、共生舎は地域住民に支えられているので、ボランティアで地域のお手伝いをしたりする。こうなると、もうあまり働けないお年寄りの代わりに若者が活躍する――みたいに思うかもしれないが、むしろ山奥ニートはお年寄りの方々に色々教えていただく立場だ。ここのお年寄りはみな元気だ。すごい。ともすれば山奥ニートよりも体力がある。むしろ山奥ニートが手伝って足手まといになってないかと思うことすらある。それぐらいの活力が無ければ、こんな超過疎集落では生きていけないのかもしれない。病気や怪我をしても、最寄りの病院まで数時間かかる立地だ。弱っていたら生きられない。

 

ニートと言うとあまり聞こえが良くない。ありていに言ってしまえば若いのに働いてないクズ。そう言われても私は反論することができない。普通の田舎だったら地域住民から村八分にされてもおかしくないが、ここの地域はひたすら山奥ニートにやさしい。みんな暖かく接してくれる。こんなニートにやさしい田舎は他にはないと、バナシさんは言っていた。私もそう思う。

 

ここに住んでいる山奥ニートのほとんどは、田舎暮らしに興味が無かった人間ばかりだ。単に安価でくらせるから。それだけのことで山奥まで来ているケースが多い。共生舎の滞在費は初日1000円、二日目から500円。そして食費が一日500円。ネットカフェとかよりも圧倒的に安い。食費は、畑で採った野菜や捕まえた鹿なんかでもぐっと抑えられる。偶に勘違いされるが、自給自足はしてない。結局はニートなので、畑も農家の方ほど一生懸命にはしていない。それでも人里で暮らすよりはかなり安値で押さえられている。

 

あと、生活保護とか行政からの支援とかの話を訊かれることが多いが、基本的にそういうのは受けてない。でも山奥で安いとはいえ、多少はお金がかかる。ではどうやってお金を工面しているのか。それは山奥ニートによりけりで、たとえばお金を貯めてここに来ている人間もいるし、ちょこちょこ働いている人間もいる。え、働いているならニートじゃないって? 確かにそうかもしれない。「山奥ニートであってニートではない」とか言い訳がましく言うことが多いけど、まあ、フリーターの集合が近いかも。とはいえ定職についている人間はいないし、仕事だってサラリーマンほどに毎日やってるわけじゃなかったりする。というか、1か月3万稼げれば暮らせるので、そんなに一生懸命働かないで良い。自分なんかは貯めたお金でなんとかしているタイプで、共生舎一働かない山奥ニートを自称している。それでも極たまに働いている。地域のお手伝いとかでもちょっとしたおこずかいをもらえる場合もあるし。

 

山奥ニートって何をしてるの? って問われたら、比較的何もしない。遊んでる。としか答えようがない。たまに畑作業もしてるが、農家ほど一生懸命じゃない。そもそもニートだ。必死に働くと言うことからは遠い存在だ。基本的には部屋に引きこもるか、みんなで集まって麻雀とかテレビゲームとか、ボドゲとかやってる。私は俳句や小説をやっているが、みながみな文芸活動を行っているわけではない。漫画を描いている者もいるし、ゲームを作ろうとしてプログラミングの勉強をしている者もいる。そして遊んでいる者もいる。そういうみんなが思い思いに過ごしている場所が共生舎だ。私が初めて共生舎に来た時、みんな猫みたいに自由に過ごしているなあと思ったのをよく覚えている。

 

ここに来たいと言う人は多い。短期滞在、つまりちょっと遊びに来る人については絶えず歓迎している。基本的に十数名のニートがいるため、誰かは遊び相手になってくれるだろうし。アナログゲームボドゲはたくさんあるし。単に都会の喧騒に疲れてやってくるでもいい。自然の中に位置する共生舎だ。癒しの空間であるはず。

長期滞在で来たいという人も多い。でもここは少し考えモノだ。
まず、「全くお金がないのだけれど」と言ってくる人もいるが、上記の通り生活のために多少はお金が要る。自給自足してないし、支援とかも受けてない以上、自分の生活のお金は自分で稼ぐ必要がある。仕事の話は村の人とか、その他共生舎滞在者のコネクションで得られるケースが多いが、別に絶えず仕事があるわけでない。共生舎は別に仕事のあっせん所ではない。それをあてにして来ると大変なことになる。数か月分の滞在費くらいは用意して欲しいと思う。安いのだから。

 

あと、共生舎は集団生活の場だ。山奥ニートなので働いている人に比べておだやかである人が多いけど、でもトラブルが全く起こらないわけでもない。ちゃんと集団に馴染める人間でないと、長期滞在は難しい。年齢層が若めなのも、あまり年代が上すぎると世代差がすごくて居心地が悪いからのようだ。あと地域に支えられている共生舎なので、地域とのつながりは大事だ。ボランティアで地域の手伝いとかするけど、そういうただ働きが嫌だって人は向いてないだろう。地域に嫌われてしまったら生きていけない。ちゃんと地域住民に最低限の礼儀を尽くせるかどうかは必要ラインだろう。

 

あと、あまり持病持ちの方とかは向いてないかな。病院遠いし。共生舎はありとあらゆる施設から隔絶された田舎にある。びっくりするほどの田舎だ。読者の方が想像した田舎の10倍は田舎だと思った方が良い。よって田舎特有の不都合は多い。虫は多量発生するし、ちょっとした嵐で停電したりするし、いきなり水が止まることだってあった。不便な暮らしに耐えられない人間はここでの生活に向いてない。

 

 こんなもんかな。

一応、リンク集に他の山奥ニートのブログは載せているけど、ここでもう一度掲載しておこう。他の山奥ニートについて知りたい人もいるだろうしね。

 

言わずと知れた超有名山奥ニート、バナシさんのブログ

 

banashi1.hatenablog.com

 

先輩山奥ニートponさんのブログ。ponさんのブログが一番読みやすいのかもしれないと思う。

neetnoippo.hateblo.jp

 

G先生のブログ。G先生は漫画を描こうとして今、絵の勉強中だ。

jz38815248353.hatenablog.com

 

あとKくんのブログ。全然更新してない。いい加減更新しろやと思う

djk11.hatenadiary.com

 

流さんのブログ。自分はたまにボドゲで遊んでもらってます。

kikoenakutemo.com

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