小説の設定中。
初期設定から結構変更に変更を重ねている。
基本世界観などの変更はあまりないのだが、主人公周りがかなり。特に、ヒロインがガラリと変わってしまった。さようならSさん。ようこそKさん。
主人公本人はあまり変更ないんだが……でも何故私の書く長編小説の主人公はド変態
かヤバい奴ばかりなんだろう。今作はそのどちらも満たしているので酷い。
でも私がカッコいいと思う主人公って変態っぽくなっちゃうんだよねえ。
何かに異常に執着したり、こだわりがあったり。ある意味そういうのって職人気質だったり。今作の主人公も、とある技術の職人みたいなものなんで……。
職人へのあこがれってあるな。私は。手先と性格が器用だったら職人になりたかったもん。というか職人の子だし……。
とある技術を極める。手に職を持つって、すっげーカッコいいことだと思うんですよね。きっとそれが自信になるんだろうし。私は自信がないからダメだ。もっと誇れる何かが欲しいね。
そうそう、そういえば初期設定では主人公はどっちかっていうと「設計師」に近かったんだけど、現段階では「細工師」っぽい感じになってる。そこが主人公に対する一番大きな変更かな。まあ設計もできるけども、一番得意なのが繊細な細工っていう。指先の器用さが一番のポイント。
秀才。でも天才ではない。そこがいい。今流行りの、「神に与えてもらったチート能力だけでただ殴る」みたいなのは好きじゃない。天才ではないから絶えず努力し続けてきた。積み上げた努力に裏打ちされた技術。技術だけは彼を裏切らない。かっこいい。
一応、ジャンルはハイファンタジー。さらにダーク。
ダークなハイファンタジーと言えばエターナルチャンピオンシリーズみたいな感じか? エルリック大好き。中学生の時に「ストームブリンガーまじかっけえー」ってなった思い出がある。
もともとファンタジー畑の人だから、やっぱりファンタジーには強いこだわりがあるよね。よくあるドラクエ風なテレビゲームが下敷きになっているファンタジーは好みではない。ハイファンなら誇りもって書くべしと思う。現代ファンタジーの祖たる指輪物語こそ手本にするべし。あの世界観を作り上げたトールキンの執念は賞賛するよりほかに評価のしようがない。
従来ただの妖精でしかなかったエルフやドワーフをそういう種族にしたてあげた。現在蔓延るアンデッド系モンスターの大部分は「ナズグル」や「塚人」を祖とする。そもそも数人のパーティを組んで冒険するというアイデアそのものが「指輪物語」の指輪隊から来ている。
今ある量産型ファンタジーの大部分は、トールキンの残した偉大なる遺産をただ食いつぶしているだけではないか、と思えてならない。特に転生系な。
なんか、もう、今ある中世西洋風ファンタジーはエルフを当たり前のように登場させるが、ではエルフとは何だ? トールキンは中つ国に住む種族や動物に細やかな設定をほどこしたが、それをただ利用しているだけでは世界観に厚みが出ないぞ。オクスフォード大学の言語学者だったトールキンは、エルフのためにエルフ語を作った。自ら生み出した種族のために一つの言語を作り出したのだ。神の所業である。さすがに今の作家にそのレベルを求めたりはしないが、そこから見習うことは多々あるだろうに。
やっぱりその辺も職人への憧れみたいなんがあるのかも。トールキンはまごうことなき職人であった。トールキンになりたいというのはあまりにおこがましい願望だが、トールキンを見習っていきたいと思うのだ。細部にこそ神は宿る。
エルフもドワーフもホビットも、オークも登場させない。トールキンを尊敬するが故に、その遺産にはできる限り手を出さないでおきたい。まあ、トールキンの遺産は多岐にわたるから、それにまったく手を出さないでハイファンタジーとか不可能だけども。でもあからさまなことはしたくないな。
書く内容がとっちらかってる記事だな。でも毎日内容ある記事とか書いていられないよ。許せ。
しぐるるやこの世界にただ一人いる 秋雷
「時雨」が季語で、これは冬の季語であるが、どちらかといえば初冬あたりの季語のはずなので、ちょっと季節感ないか。まあ、時雨で詠みたかったのでしょうがない。
質問箱だよ。