スキルポイント

レベルアップするともらえるスキルポイント振って強化する系のRPGってあるよね。

 

スキルポイント100あるなら、STRとSPDに振って速攻スタイルとか、INTに振って魔法型とかさ。

 

でも普通100ポイントあるなら100全部振るよね。30だけ振って70残してたら全然強くないし。

 

 

……何が言いたいかって、私の作品ってつまりそういうことっぽいんよね。

 

基本的に与えられたスキルポイント30くらいしか振らずに70を捨てている。たとえ100全部振り切ったとしてもバランスよく振らないと中途半端なキャラが出来上がるだけなのに。100全部振ってないってことは、そもそも土俵にすら立ってないってことよ。

 

つまるところ、考えが浅い。

 

基礎ポテンシャル自体は悪くない(と信じたい)が、あまりに雑い。ビルドをもっと丁寧に、心を砕いて目を配るべき。

 

そもそも萌える要素をもっと入れるべきなのよ。強固な萌え要素を。たとえばただの「幽霊屋敷」だけでは弱い。『開かずの間』ってフレーズ噛ませるだけでぐっと萌えるようになる、とか。とくに意味がなくても萌える萌えないは非常に重要な観点でしょ。

 

基本的に1点の要素のみ振り回して何とかしようとする時点で全てが弱い。属性てんこ盛りキメラにしてしまっては意味わからなくなって本末転倒だが、それでも薄っぺらいよりはマシ。

 

表なら表。裏なら裏。一面しか作らないのが私の書き方だ。良くないに決まっている。両面そろえてはじめて存在できる。片面だけで存在できるわけがない。

 

二次元的であって三次元ではない。しかしてストーリーは三次元である。立体にせねばならない。

 

文章描写にも言えることで、私の文章は非常に空気感がない。立体感がない。もっとふくら膨らませるなりしなければ。

 

 

今のままでは寸鉄殺人なんて夢のまた夢。擦過傷すら与えられない。ぬるすぎる。

 

心に触れられない文字なんて全部インクの染みだ。白紙の方がこれから何でも書ける分ずっとずっとマシなのだ。

 

考えなければ。もっともっと考えなければ成長すらできまい。このまま立ち止まってしまっては死体と区別がつかぬ。

 

「死にたい」と云ってみても赤い躑躅             秋雷