四方八方からヒグラシの音が聞こえる
朝夕はもはやヒグラシに包囲されているかのようなありさまで、四八方からその声が聞こえる。自分は山奥に来る前も田舎暮らしであったためにヒグラシなんて大して特別とも思わないが、それでもここまで多重音声として聞こえてくると、なんだか感じ入るものがある。ヒグラシは森や山など、人里離れたところを好む。故に、私が実家で聞いていたヒグラシの声は離れたところから響いてくる淡いものだった。今山奥で聞いているのはある種暴力めいたヒグラシによる蝉時雨である。
ヒグラシの標準的な聞きなしとしては「カナカナカナカナ……」とされるが、個人的には「キキキキキキキキキキキ……」だと思う。甲高いものの金属音めいてはいず、どこか悲し気に聞こえる。ガラスの筒を金属の棒で叩いたような、キン、とした音が近いイメージ。
俳句的にはヒグラシは秋の季語である。実際には7~9月あたりに鳴いている虫であるが、まあ、夏の間は他の蝉の声が大きいしな。
日暮の音に撃たれけり夕間暮れ 秋雷
でも山奥で風情さとか求めてる人ほとんどいないんだよな……星すら見ない者も多いし。あーあ。
記事に書くようなことが無い
とりあえず今後やるべきことを書こうと思う。
小説であるが、ちょっとホントに初歩の初歩に戻ろうと思う。
基礎がなってないからつまずくのである。基礎をひたすら固めることが大事ではなかろうか。
・読書する。基の基であるが、最近はあんまり本を読んでなかった。共生舎には本がたくさんあるのでガシガシ読んでいこうと思う。
・教本の要点まとめ。たまにやってるんだがいかんせんめんどくさくって筆が進まない。持ってる教本全部やろう。
・文章トレーニングがてら短編かSSを書きたいなあ。でも短編もSSも書くのが難しいんだけどねえ、かなり……。
とりま上の3つ。とくに2番目の教本まとめが終わるまで小説は書かない。締め切りに間に合わなかったら今回は見送ろう。今は書く体勢でない。
週一で短編小説載せたいなあ。何とかならないものか。
渦を巻く小川の音や夏の鹿 秋雷
そういえばまた鹿とれたらしいけど、用事があって見に行けなかった。残念。
山奥は涼しいということ
暑い暑いと思っていたが、実は山奥は涼しかった。
今日、久々に下界に降りたのだが、その立ちくらむような暑さに驚いた。猛暑日いってるんじゃないかという暑さだ。
やはりアスファルトの放射熱が原因だろうか。尋常でない灼熱っぷりだ。
山奥は少しは高度があり、さらに周囲を木々で覆われている。地面はアスファルトやコンクリートは少なく、土ばかり。こうなると、もう真夏であってもそこそこの涼しさを確保できる。
基本的に私の部屋は扇風機で間に合う程度の暑さだ。まあ、私の部屋は共生舎で一番涼しいと思われるけどな。日当たりが悪く、最も山のそばにあるから。逆に冬になると部屋の中にいても凍えて指がしもやけになる、共生舎一寒い部屋になるのだけれど。夏と冬とどちらが過ごしやすい方が良いかという問題になってくるが、ただ私の部屋はカビや蟲の類がひどく、夏でも過ごしやすいかと問われれば微妙なラインだ。
涼風やタオルケットのやわらかさ 秋雷
まあ、寝苦しくなくていい。
とにかく教本ばかり読んでる
それでも体調悪いな……未だ快方に向かわん。やっぱりこの程度の軽い風邪は長引きやがる。ガッと熱が上がってくれた方がすぐに鎮静化するもんだ。
教本読んでるけど、やっぱりためになる。書かれていることは基本事項ばっかりなんだけど、でも基本を確実に押さえることが一番大切な事なんだと思う。
俳句のおかげで少し表現力上がっている気はする。それでも基礎文章力の低さは酷いものがある。
どうせやることないし、ちょっと明日から文章の練習がてらに、「桃太郎」とか「金太郎」とかの物語を自分なりの文章で書いてみようか。
夏風邪の長き尾っぽを引きずれり 秋雷
だるい……薬飲んで教本読むか……
ここは落ちついて基礎を押さえたい。
また執筆作業が難航している。いっつもそうだ。
どうも最初の展開が特殊すぎるんだよ……これ毎回そうだよなあ……
無理に書こうとすると確実に積む。ここは落ちついて基礎を押さえたい。
とりま持ってる教本を読む。買ったばかりで読んでないやつもあるし。
自分のよくないのはプロットの構成力と基礎文章力の低さだと思う。その辺を重点的に補えるように勉強するべきだろう。その辺りの問題については教本でよく書かれている内容だ。まだ大丈夫。問題ない。
締め切り近いけどなあ……。
星食い夜壁に蟻一匹這いけり 秋雷
うにゃー、毎回行き詰ってる気がするぜー。