約5000字にわたる大長編ブログを書いたが

だんだん気分が悪くなって消した。

 

こう、ブログではカッコつけてホラー・ダーク系大好きですよ風を装ってるんだけど、めっちゃ怖がりなんだよね、私。家族はよく知ってるけども。怖がり過ぎて、何が怖いのかよくわからないけど眠れなくなる夜とかある。共生舎でスプラッタ映画見て途中退席したときはカッコ悪かったなあ! 普段はグロ大丈夫ですよ風を演じていただけに。でも耐えられなかった。怖いもんは怖いし、気持ち悪いもんは気持ち悪いや。

 

でもまさか自分の書くブログが怖くて気持ち悪くなるとは思わなかった。

 

いや、消して良かったと思うよ。あの内容では不愉快に思う人も多いだろうし。炎上するならしろと思って書いてたけど、自分の脳内で勝手に炎上した。これは耐えられない。

 

小説でそういうのが書ければいいのにね。作者本人が怖すぎて気持ち悪くなりながら書くホラー小説。サイコーじゃん。ブログではねぇ……。

 

秋がまた一ついつの間にか終わる                   秋雷

 

でも5000字打った労力はいずこに……

十月の掲載句

・冷まじき部屋が匣なら人は水

 

・雪迎えメランコリーの風赤く

 

・秋寂ぶは人里山は賑ははし

 

・三日月やイツマデモ不完全ノ人

 

・秋月の風に撃たれり草と人

 

・月落ちて池のぽちゃんと鳴きにけり

 

・秋は人誑かしけり夜白む

 

・朝ぼらけ我を食いける霧襖

 

・女郎花何と云おうか思案せり

 

・腕時計ピコと鳴きけり秋の朝 

 

・夕月夜背にし囁く君の貌

 

・秋茄子や人褒める人になりたし

 

・残暑尾を引きつ行きては戻りけり

 

・秋の闇に響くサウンド宴かな

 

・知らぬ人も息をするなり秋月夜

 

・蟷螂鳴いて威せり夜の灯り

 

・そぞろ寒人間のまま猫になり

 

・明日からはと言う醜さ残る虫

 

・つと見ればぶつかってくる秋茜

 

・秋雨連なって川忙しけり

 

・台風を頭痛で悟るメランコリ

 

・秋雨やホテルのL型の小部屋

 

・台風裡絶望の字の薄っぺら

 

・台風過の蹴散らかして空高し

 

・殺人を仄めかしける秋の月

 

・真っ黒から三日月を切り取っただけ

 

・秋晴れや悩む心も色無くし

 

・秋の夕朱と藍の子は黄色かな

 

・秋と呟いてみれども時は経ち

 

・君の笑い声色なき風の中

 

・暗色の夢を裂きたる秋の雷

 

最近、思うのだけれど、だんだん俳句の基礎力のようなものが衰えてないかい、と。

上達するどころか下手になっている気がする。いや、いくつかよさげなのもあるんだけれど。悪いやつのひどさよ。

 

個人的に先月のMVPは「真っ黒から三日月を切り取っただけ」かな。散文調が過ぎるが。俳句が韻文詩であることを考慮すれば、あまりよろしくない作だが、それ以上に描く情報が割と響いている、気がする。

 

「殺人を仄めかしける秋の月」も好きだね。いや……まあ、そうだね。いくつか良いのもあるんだけどねえ。

 

「腕時計ピコと鳴きけり秋の朝」、これわりと良いよ。何が良いかわからないっしょ? 腕時計の音が鳴るのはボタンを押した時なんだよ。つまり秋の夜長に何か作業をしていて、その途中で突っ伏して寝てしまい、朝になって何かの拍子にボタンを押してピコと鳴ったので目覚めたって句なわけ。意外と情報量多いでしょ。

 

俳句ってのは語の外の情景を感じられなければ楽しめない高等な娯楽なのですよ。難しい。私もまだ理解しているとは言い難いんだけど。

 

捻れども下五で詰まる秋の夜                     秋雷

 

これ下手だね。秋の夜のおざなりにくっつけてみた感。まあ秋の夜ってめちゃ便利な語だけどねえ。

 

今月からは反省はなしで

需要はあるということは理解しているのだけれど、もうそんな段階でもないと思う。

 

毎月初めに先月のブログ反省を書いてたけど、もう辞めるよ。アクセス数の多寡に一喜一憂するのも若いころだけの話だ。もはや私は175日連続更新してるんだぜ。

 

そもそもこのブログの起りは、自分の小説の習作を載せたいから始めたんだよね。初期のブログ名は「山奥ピエールの習作置き場」だった。

 

先月中に一作上げるとか言っておいてあげないこの体たらくよ。これは酷いもんだよ。そりゃ、緊急事態が発生してたし、実際動き回ってたけども、それでも上げるべきだったよ。だってこのブログは本来小説ブログのはずなんだよ。

 

毎日更新は辞めないけど、少し、ブログに対する態度を変えるべきなんだよね。ブログを使ってるはずが、ブログに使われてやいないかと。少なくとも私は「ツール」として使っている立場のはずなんだよ。だと言うに、ブログに振り回されるなんて愚の骨頂だよ。

 

というわけで今月からブログに対する態度を一新します。それで詰まらなくなるかもしれない。申し訳ない。でも、あるべき姿に戻すべきなんだよね。

 

夕暮れや背高泡立草の森                  秋雷

背高泡立草とかいうクレイジーな季語。俳句って十七音しかないのにこの季語だけで十音も食う。この季語を上手い事使えれば俳句をある程度習熟したとみていいのではないか。

 

 

結局小説書けなかったぜ

こればかりは緊急で所用が発生してたからしょうがないね。仕事もしてたしね。

 

などと申しており。

 

 

11月10日までに用意いたします。その所存であります。

 

あと共生舎にも、もうちょいで帰るよー。

 

暗色の夢を裂きけり秋の雷                 秋雷

この俳句は割とお気に入りで、テレビ取材の時にもつかってもらってたね。でも蛍とか海月のほうが出来はいいかな。そもそも切れ字の使い方がおかしい気がする。「裂きけり」じゃなくて「裂きたる」のが正しくないかい?

 

暗色の夢を裂きたる秋の雷                 秋雷

切れ字を無意味に使いたくなる病。でも意味が通らない切れ字はダメだね。って。ちゃんとわかってるつもりなのに実作するとわかってないんだよなあ……

夫婦別姓という意味がわからない。

日本でも夫婦別姓にすべきという人たちがいるが、私は大反対である。

 

まあ、思想的に「極右・超保守」な私が賛成するはずもない。おまえなんで山奥ニートやってんだってくらいの昭和思想家がこの私である。ちなみに昭和思想家としては、実のところ山奥ニートという立場はあまりよろしくないと思っている。当来、若い男であるならば働くべきである。社会から背を向けて山奥へ逃げ込んだ敗残者が如き所業である。男らしくはない。これは戦略的撤退であると言ってみるも、やはり後ろめたい思いはあるし、ずっとこのままではいけないとも思う。その話はまた今度しよう。

 

夫婦別姓である。

 

よくわからないのだが、あまりにも姓をそろえたくないが故に事実婚状態でいることを選択する者もいるそうな。その感覚はよくわからない。

 

そもそも私の中では姓をそろえることを結婚と呼ぶのだと思うのだが。

 

 

個人的には婚前交渉というのを如何かなものかと思うのだが、さすがに今日の日本においてはこの論理は通じまい。私にのみ適応されればよかろう。

 

で、あれば、世俗のカップルたちは結婚前からセックスを行い、いっしょに棲んでみたりするわけだ。それで結婚しても姓氏をそろえないとなると、もはや結婚と交際の差が希薄すぎやしないか。役所に提出する紙面上のみの婚姻関係となろう。

 

そもそも別姓の時点で家族とは言えまい、と思う。一緒にいるだけの他人じゃないか。

 

 

当来、姓をそろえるというのはその家に入るということである。こういうことを言うと過激派フェミニストから「忌ムベキ家父長制」テロに会うのだけれど、個人的には家父長制の何が悪いのか皆目見当もつかないのでヨシとする。

 

仮に山奥ピエールさん家に嫁がきたとしよう。名前は仮野嫁子(仮称)さん。

 

嫁子さんは従来の仮野姓から山奥姓になるわけだが、これは嫁子さんが山奥家に入り、山奥家の一員になること示す。もはや嫁子さんは山奥家の家族であり身内である。当然、山奥家の家族は身内を全力を以って庇護するべきである。舅や姑による嫁いびりなど言語道断である。姓をそろえ家に入った以上、もはやその家の一員であり、丁重に扱うべきである。その家系における上位者は下位者を庇護せねばならない義務があると私は考える。上位者が下位者を攻撃するなどというのは人として恥ずるべきことである。上位者は上位者である以上、下位者に尊敬されるべきで、そのためには尊敬されるための立ち居振る舞いが要るだろう。家父長制とは「無条件で家の長が偉大である」というわけではない。長に長らしく振る舞うことを強いるので、当来、長の方が苦しくあるべき制度である。それを勘違いして下位者をいじめたりするのは愚かである。

 

しかし別姓なら話は別だろう。姓が違う以上は他人である。当然、嫁子さんは山奥家の者ではない。家族でないなら別にどうとでも構うまい。大切なのは家族であって、家の内を平和に保つこと。家の外の者まで気遣うことはよほど余裕のある者にしかできまい。

 

姓の英名はファミリーネームである。家族の名前だ。これは所属する家系を意味する名である。山奥さんなら山奥という家系に属することを意味する。同じ姓を名乗るなら同じ家系に属し、当然に家族である。そう、姓をそろえて家族になることを結婚と呼ぶのだと、私は認識している。これが違うという事は別々の家族に属しているわけで、つまりは家族ではない他人である。結婚ではないと思う。

 

男女平等といえば、そもそも夫婦同姓でも「婿入り」制度があって、男の側が女の家系に入ることが認められている以上は、十二分に男女平等の制度だろうと思う。

 

そもそも夫婦別姓などと言うことが議論されなければいけないような社会だ。もはや家族という単位自体が揺らいでいるのだろう。だったら結婚などしなければいいのだと私は思う。「家族」になりたくないのに結婚はしたいなんて、意味が分からない。

 

簡単に名前を変えることができないこの日本において、唯一、比較的平易な手段で名を変えることができるのが婚姻制度である。あらゆる紙面において表記される名前が変わるのだから、これはすごいことだ。それはあらゆる紙面上において、二人が家族になったことが認められているということに他ならない。こうあって、夫婦になり、家族になる。

 

夫と妻の名前がそろって書かれた時に、同じ姓が並ぶ。そういうのを見て、「ああ、結婚したんだな、家族になったんだな」と思うモノではなかろうか。そういうのが幸せなんじゃないのか。私が結婚したことがついぞないので想像の範疇でしかないので恐縮であるが。

 

いささか婚姻に対して夢を見過ぎか? うちの両親が割と夫婦仲が良いので、婚姻に悪い印象を持っていない。最近はそもそも婚姻そのものに夢を見れない若者も多いと聞く。不幸ではなかろうか。

 

君の笑い声色なき風の中                 秋雷

 

何でもいいが、父の姓と母の姓が異なる子供というのは何と思うのだろうな。夫婦別姓推し進めたい人たちは、子供のことまで考えた上で言っているのだろうか。自分のよくわからない欲にだけかまけているように思えてならない。子のためを思えば、夫婦がきちんと家族としての責務を果たすのが、よい。私はそう思う。

 

てくが私の作ったゲームをテストプレイしてくれているよ

やっぱり他人にテストプレイしてもらわないとだめだね。自分でやってるだけでは考えつかない・思ってもみないことをやってくれるねえ。

 

まさか正面じゃなくて横から侵入しようとするとは。あんな路地裏から入り込めるなんて。バグだから見事に進行不能になる。

 

誤字脱字が多いのはADHD系の性だな。細かい部分はどうでもいい、とりあえずやってみようと言って作ってるから……

 

にしろ、さすがに致命的なレベルのバグは捕り切ったと思ってたのに存在しやがった。自分の詰めの甘さを呪う。

 

秋と呟いてみれども時は経ち               秋雷

 

てくには申し訳ねえ。進行不能バグは不愉快だったろうに。なんであんなもんが残ってたのか……

やっと一息。

ヘルプ終わった。

 

肉体しんどい。わりときんにくつうなんだが。

 

今日はゆっくり羽延ばしますか。

 

秋の夕朱と藍の子は黄色かな       秋雷

 

なんという短文。これもうツイッターでいいんじゃ……