バレーボールだのカレーだの

昨日は色々と青春っぽいイベントがあった。

 

青春と言えば中高生だろうが、私にとっては青春というよりは黒春という具合で、思い出したくもない。よく学生時代に戻りたいとかいう人がいるが、私の場合、他ならともかくも学生時代にだけは帰りたくないのである。

 

 

 

さてさて。最近、共生舎にはバレーボール部がある。

 

というか共生舎は部活が入り乱れている。俳句部、麻雀部、ボドゲ部、TRPG部、ティンブル部……たぶんそれ以外にもある。

 

そんな中のバレーボール部。外でバレーボールっぽい何かをする部活である。

 

私は何度も誘われていたのだが運動嫌いで運動音痴だった私はとにかくやりたくなくて参加したくなかった。それでも十数回と誘われればやらざるを得まいと、昨日初参戦した。

 

やってみて、あれはバレーではないな、と思った。

 

ルールがゆるい。得点とかもない。ネットが腰の高さで何もなくとも簡単に超える。ただのボールの打ち合いであり、そもそも敵味方すらあまり関係ない。

 

「ゆるばれー」

 

称するならそんな所か。

 

圧倒的ゆるさ。がばがばさ。それが不思議と楽しかった。もっともやはり山奥においても運動神経の無さは目立つ私であるが、しかし運動音痴でも許される懐の深さがゆるばれーにはあった。通常のバレーなら赦されざる者たる私でも、ゆるばれーは受け止めてくれたのだ。

 

これが山奥のゆとりか。

 

都会にはない山奥ならではのゆとりというものがある。ニートだからこそ持てるおだやかさとでも言おうか。

 

運動を楽しいと思えたのは久々だった。

 

その後、男4人くらいでカレーを作った。20人前。鍋ギリギリまでカレーで満たされていた。男どもに混ざってカレーを作るというのも、学生時代のノリらしくて楽しかった。

 

ああ、失われた青春を、遅れて取り戻しているのかもしれない。そう思った。山奥はアルカディアだ。エルドラドだ。あるいはシャングリ・ラでもいい。

 

この深い山奥に、理想郷があったのだと。

 

 

まあ、女の子はいないわけだが。まあどうせ私にとっての青春だろうが黒春だろうが、どちらにしろ女性の介在する隙はないのだ。男だらけの理想郷。いいじゃないか。悪くはないだろ?

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