山奥ニートだけどアナログゲームを紹介してみる「Night Clan」
トロル「あ、ゴチでした。お宅の娘さんおいしかったッス(意味深)」
というわけで(どういうわけ？)「山奥ニートだけどアナログゲームを紹介してみる」第５弾はNight Clan！！！
美しい箱絵。もうワクワクしかしない。
この絵柄、見覚えある人もいると思うんだけど、
yaba-raiko-shusaku.hatenablog.com
この記事のARGOATと、一緒の会社が作ってるゲームなんだよね。DOMINA GAMES(株式会社風栄社)。相変わらずここのゲームは絵が綺麗だ。それだけでもワクワクするし、やる気が出るよね。
実はうちのブログのいちばん人気記事が半年くらい経ってもARGOATのままなんだよねー。だから感謝の意味も込めてこの会社のゲームの紹介しようかなって。だから久々にゲーム紹介記事です。
ゲームの雰囲気的には「ゴシック・ダーク」感が強い。DOMINA GAMESのゲームは透明感とか幻想的とかそういう所が強くてダーク感はあまりない感じのイメージなんだけど、これだけは別だね。だからDOMINA GAMESの他のゲームに食指が動かない人でもお勧め。あと、ルール的にも一番単純でライトだし、手軽に繰り返して遊べるイメージかな。共生舎で一番遊ばれているDOMINA GAMESのゲームです。
このゲームの珍しいところは、山札が共有じゃなくて、プレイヤーごとに分かれてるとこ。御覧の通り、表も裏面も色分けしてあって、カード一枚一枚がどのプレイヤーが出したか一目瞭然になってる。カード内容自体はどの色選んでも同じだけどね。四色あるから２～４人プレイまでできるね。
美しい絵柄。ここはたおやかな娘さんの書き方に個人的定評がある。
上のカードがプレイスカード。ここの上に自分のカードを置いていく。右上の数字は何枚まで置けるか、ね。街の大きさによってキャパシティが決められているわけですよ。
下のカードがメインカード。三枚手札にとって、そのうち二枚ずつプレイしていく。
左上にある数字が得点ね。自分の得点カードを如何に守り、他人の得点を減らすかが問題になってくる。
娘、財宝、トロル、宿り木、夜警の５種類のカードがあるんだけど、トロルのカードがいる場所のカードは全部トロルに食べられちゃうんだよね。それを防ぐカードが宿り木。これはトロルの力を封じて、むしろ持ち主へ返しちゃう。トロルは－２点のカードだからこれを獲得するのは辛いわけですよ。人を呪わば穴二つシステムと勝手に呼んでいる。
あと、財宝、トロル、宿り木は右上にRってマークがある。裏向き(reverse)に置くカードなわけですよ。だからどれがどれかわからない。トロルだと思ったら宿り木だった、みたいなことはざらにある。ここの読み合いがゲーム性出てるよねー。
まあ、でも何より夜警だな。
ペストマスク付けててめっちゃ怪しい。見た目だけで判断するならどう考えても悪そうなやつなんだが、これが救済者なんだなー。
こいつは「夜警を置いた場所の敵カード一枚を別の場所へ押し出す」か「自分のカード一枚を夜警を置いた場所に引っ張ってくる」って能力。これにより盤面が荒れる。例えば自分の得点カードがたくさんあるところにわざとトロルを置いておいて、後から他の場所へ夜警で引っ張っていくとか。あるいは普通に敵トロルを追い出すとか。
ただこのカード、マイナス得点のカードなんだよね。だから高得点狙いたい場合は、トロルに食わせる方が良い。より高得点目指すプレイングとしては、敵陣に置いて、「自軍トロルを引っ張ってくる」あるいはすでにトロルがいるなら「敵の宿り木と思われるカードを追い出す」を狙う方が良い。まあ、ただ自軍カードが敵トロルに食われそうなときはその限りではないね。その時ばかりはトロル追い出すために使うべき。あるいは宿り木を引っ張ってくるか。
このゲームの難点と言えば、同点に成りやすいところかなー。点数の上限が決まってるもんね。たぶん１２点。だから７～９点あたりで同点者が続出する。その救済措置として、プレイスカードの獲得とかもあるんだけど、でもしっくりはこないねー。トロルで食った分が点数として加算されるとか、宿り木でトロルを防いだらボーナス点とか、自分たちでルール改造して遊んでみるのも手かも。そういや財宝には特別な効果ないしね。財宝を表向きに置いたら、すでに置かれている自分のカード１枚を配置し直せるとか面白くないかな？ 賄賂的な。
カードも五種類しかないし、複雑な動きをするのも夜警だけだから、非常に覚え安い。簡単にプレイできるゲーム。テーマは重々しくてダークな割にね。だから気軽にプレイできて良いゲームだと思う。１プレイ時間もそんなに長くならないし。おススメ度は高いゲームだね。
やっぱDOMINAのゲームは世界観が素敵なんだよなー。前回のARGOATもそうだけどさ、これも設定が凝ってるんだよね。いいねー。私はゲーム性よりも世界観やモチーフをいかにゲームに落とし込むかってところを重視するタイプだから、キュンときますよ。
それに、トロルで敵カード食いまくれたら嬉しいんだよね。してやったり感が。「あ、ごちそうさまでしたー、おいしかったですー」みたいな。宿り木で打ち破られる可能性もあるだけにドキドキする。そういうのがいいねー。
凍む指でNight Clanせし暗夜かな 秋雷
