もともと超能力が使えた俺だけど、異世界に転生してみたらすっげえ無双できたwww1

 深夜。

 ざあざあ降りの雨の中、俺は走っていた。

 いくつもの雨粒が容赦なく顔を打っていた。服はぐっしょり濡れていたが、何も気にならなかった。そんなものを気にしていられる余裕が、俺にはなかった。

 どこに向かっているのか、俺にもわからなかった。俺は知らない街を闇雲に駆けていた。ただ目指すべき場所の候補はいくつか頭の中にあった。いずれ辿り着くはずだと思った。

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未科学について――ニートリノ野菜

今書いている小説が超能力モノであり、それについて日夜検索をかけては勉強している。化学や物理学は苦手だ。個人的にはまだ生物学の方が血が通っている分親しみやすく感じる。

超能力は「超心理学」分野の研究者が日夜研究している。オカルトではないのだ。科学なのだ。でもちゃんと実証できてないからよくわからない科学だ。そういうのを未科学というらしい。まだ科学になり切れてない科学。それが未科学だ。

未科学といえば、日本でマイナスイオンが大流行りした時代があった。ドライヤーとか扇風機とかからマイナスイオンが出て、何か健康に良いらしい。マイナスイオンとは負の電荷を持つ分子全般のことだが、ではどの分子のことを健康に良いマイナスイオンと呼ぶのか。水分子か? 帯電している分子が健康に良い理由が個人的によくわからない。滝のそばマイナスイオンがいっぱいあるらしいけど、じゃあなんでそのマイナスイオンがドライヤーから出せるのかもわからない。水分子に電気通して帯電させてる? ありがたみが無いなあ……ああいうの、わからないだらけだ。

今は水素水なんかも有名である。効能があるんだかないんだか。そもそも水素を水にとどめておくのが難しいとか。これについてもよくわからない。ただ水素は活性酸素対策になることは確かだとか。でもそれが水素水からきちんと効能を得られることと直結しない。個人的に水素水はグレー。ただ水素水について調べると、「溶かすだけで水素水になる☆個体水素パウダー」とかが出てきて脳みそが病みそうになる。個体水素ってなんだ。水素の個体ってなんだ。常温で存在し得るのかそれは。

山奥で話題なのが、グラビトン野菜。これは我々共生舎でも作りたいと一時期ホットな話題だった。もはや未科学というより超科学である。なんか重力波を浴びせてできた野菜? なのだろうか。今調べてもその情報元が消されたのか出てこない。ただグラビトンセラミックなる重力波を発するセラミックは未だに売られている。説明によると重力波は大気中の負の電荷を消すらしい。言ってみればマイナスイオンキラーである。もう何もわからない。結局マイナスイオンは身体に悪いのだろうか。

マイナスイオンとか水素水とかグラビトンセラミックがあるなら超能力もあっていいと思う。何ならUMAとか妖怪とかもいていい。山奥ニートもいて良い。それぐらいの存在を許容できるだけの余裕が、私の棲む国にはある。明日食べるものに困るような国ではグラビトン野菜は存在しえない。余裕って大事だ。山奥ニートは無駄に余裕だけは売るほどあるので、なおそう思う。

素粒子ニートリノを付与したニートリノ野菜とか売れないだろうか。効能は、なんか肩から力が抜けて、悩み事とかがどうでもよくなる。出所不明の謎の余裕を持てる。疲れたOLとかにおすすめ。素粒子ニートリノは山奥ニートから発せられる。だから山奥ニートが育てた野菜はすべからくニートリノ野菜だ。なお効果に個人差はあるし科学的検証もないしニートリノなんて素粒子存在しないと思うけど、まあプラシーボ効果だけは見込める。イワシの頭も信心から、だ。

ニートリノ野菜、グラビトン野菜よりはマシだと思うけどなあ。共生舎で生きている私たちは、実際、肩から力を抜いた生活してるわけだし。

腐ったヨーグルト

共生舎にあるヨーグルトメーカーで明治ブルガリアヨーグルトを個人的に密造している。

 

牛乳に種となるプレーンヨーグルトを入れてから発酵させて、ヨーグルトを増やすわけだ。牛乳さえ買ってくれば無限ヨーグルト化すると思っていた……が。

 

密造ヨーグルト第一世代を種にして第二世代を作ってみたが、第二世代は第一世代と違ってなんか酸っぱい。とても酸味が強い。種自体に雑菌が多く含まれているのが問題だったのだろう。これは発酵半分腐敗半分のヨーグルトである。はっきりいってマズイ。

 

もったいないので食べた。当たらなければどうと言うことは無い。マズイけど。

 

して、約1リットルの腐ったヨーグルトをどうしようかと思案していたが、今朝思いついたのが蜂蜜を入れることだった。蜂蜜には抗菌・殺菌作用がある……はず。腐ったヨーグルトの味をマイルドにしつつさらに当たる可能性を下げる効果が期待できる。

結果的には、蜂蜜と砂糖を駆使することでそこそこ美味しくいただけるようにはなった。食べてから30分ほどたつが今のところ、当たっている様子もない。これが正答解に思える。腐ったヨーグルトも考え次第でどうとでもなるのだ。

さすがに第三世代を作る気にはなれない。発酵0腐敗10のものが出来上がったらさすがにどうしようもないし。よくばったらだめだなという教訓を得た。この教訓を「腐ったヨーグルト説話」と呼ぶことにする。

 

 

もときた0-7

設定の一部見直し。プロット作業。今から徹夜するつもりである。


今日だけでは無理。毎度毎度苦手な作業だ。

主人公に対してどれだけ嫌がらせをできるか、苦しめられるかを競っている気がする。主人公にとって最大の敵は作者たる私なのだろう。

 

艱難辛苦の運命を与える私こそが、主人公が戦うべき相手である。彼は私の課する運命に抗うのだ。その悪しき運命の鎖を断ち切った瞬間に、彼は主人公たりえるのだ。

 

彼がいかにしてその運命を超えてくるか。見ものだ。

 

……他人事みたいに書いているが、自分が書くんだよなあそれ……。

何気にヒロインの設定すらちゃんと定まらないんだが、大丈夫か……?

もときた0-6

昨日、ブログ書くの忘れた。すごく落ち込む。

 

書けるときに書くべきだなと思う。

 

現状プロット制作中。難航。毎回そんなもんだからしょうがない。

 

 

主人公が強すぎるという難点にぶちあたる。異世界チート系はどれだけ主人公を強くできるかがキモであるが、とはいえあまりに強すぎても(私が個人的に)ドン引きする。世俗にイヤというほど溢れている作品は異常なまでの強さを持ってたりするが、それってどうかなあと思うのだ。

 

転生系チート主人公は大雑把に分けると、「最初から強い」タイプと「異常成長して強い」タイプに分けられる様に思う。前者はわかりやすくそのままである。後者はゲームのレベルアップのイメージなのだろうか。たいていは、スライムだのゴブリンだのの虚弱なモンスターが、他の個体を捕食することでその能力を得るみたいな設定が氾濫していてうんざりする。

 

強さには代償が必要ではないか。私の友達が昔言っていた。何の代償もなくただ強くなることなどあるのか。何か大切な物を失って、強くなるものではないか。

 

弱点を作る。強さを限定する。それと同時に、私は主人公からナニかを奪う。強さの代償だ。彼の能力はあまりに「殺人」に適し、故に彼は人間と一緒にはいられない。私は主人公から両親を奪うし、友人も奪う。

こんなこと言ってるからダメなのかなあ。私は。あたまからっぽにして「俺Tueeeee」系書いてればいいのか? でも思考の放棄は信念の放棄だと思うし、だいたいそれは個人的に面白くないんだよなあ……

自分すら面白いと思えない作品なんか、書く価値無いと思うんだけど。どうだろう? 文字の森を迷走する私にはよくわからなくなってくる。

もときた0-5

いい加減、設定を終えるべき頃だと思う。プロットを書きたい。

 

でもこのプロットを書く作業が嫌いで嫌いでしょうがないんだよなあ。はぁ……憂鬱である。

 

ブログの記事で言えば、「もときた0-7」までにプロットを終わらせて、「もときた0-8」にいかずにそのまま「もときた1」を書き始めたい。となると、あと3日の命か。

 

最近、だいぶ日が長くなった。私がここに来た頃は冬真っ盛りで、なんと4時ころには日が沈んでいた。傾いた日が山にさえぎられるからだ。

最近は暖かいし、とても過ごしやすい。こんな気候が続けばいいのにと思う。

共生舎俳句部「こいのぼりの句」

許可をもらったのでここに俳句部の俳句をさらします。週一くらいでできるといいな。


お題。五月の季語、「こいのぼり」で。コメントは作者から頂いたもの。

 

・こいのぼり

  三十路の目には

     まぶしすぎ

作者:Φ梨

 

・こいのぼり

  しおれど空を

    にらみけり

コメント:風がなく、泳いでいない時でも、こいのぼりは空を見つめている。

作者:秋雷

 

・こいのぼり

  さあはじまるよ

     こどもの日

コメント:みなさん、感動して涙を流すのはやめてください。

作者:VV

 

ちなみに作者名は句号で書いた。それぞれ、
Φ梨……バナシさん

秋雷……ピエール

VV……G先生(ブイブイブログで四コマ漫画を連載している)

 

次のお題はG先生が「母の日」に決めた。そのころには俳句の教本が届くはずなんで、勉強しながら句を詠みたいと思う。