とりあえず、一つずつこなしていこう。
書きかけていた山小屋のデータが飛んだ。
PCの挙動がおかしかったので再起動したら何故か山小屋のデータだけ保存されずに吹っ飛んだ。どうでもいいデータは生きていたのが口惜しい。
まあ、いい。書き直すいい機会だろう。
今、ちょっとやる気が出ている。最近の私はもっぱら躁鬱でいう鬱の期であったが、今やっと躁の期に入った。
そもそも文章の良しあしなんてどうとでもなろう。いくらでも推敲できるんだから、理詰めで考えていけば答えは出る。
所詮、場面Aを描写しつつ場面Bへ接続させるための文章を考えればいいだけのことだ。何が最善か理詰めで考えていけばいい。そういうのは得意だ。
もとよりマイペースでおっとりした気質だ。ちゃっちゃとこなせる人に憧れるが、それができない人間ではある。マイペースで良いから、自分にできる速度でこなすべきなんだろう。ゆっくり考えてこなせばいい。
今やっとわかった。私はとろくさい人間だ。でも、とろくさくとも、亀の歩みでも、前に進んでいけばいずれ目的地に到着するってもんじゃないかい。
亀鳴くやたかだか一歩されど一歩 秋雷
亀鳴くって春の季語なんね。っていうか亀って鳴かないのに。鳴かないはずの亀を鳴かせているっていう遊び心の季語なんね。面白い。
うなー。
山小屋書いてはいるものの、どうにも上手くいかない。そもそも一字書くだけで苦痛。昔はこうじゃなかったのに。
たぶん原稿用紙2~30枚もあれば書けるような内容で、プロットもだいたい出来上がってて、昔だったら一日で書き上げられたんだけど、今の私じゃもう無理。
目が肥えたのが原因だと思う。昔は畏れ知らずで、駄文をずらずらと並べることに何ら躊躇しなかった。でも今は違う。1文書いて、「これ違うんじゃないか」って言ってまた消すの繰り返し。進まない。
これねー。一度、「駄文でも気にせず並べればいいやん」と思って書いてみるんだけど、それでも途中でストレスがマッハなんだよねえ。ヤになる。
ブログは簡単に書けるのにな。
どーすればいいのかね。美しい筆運びってのができるようになればいいんだろうけど、それってどうすればいいんだろう。書くの一端辞めて、読書と教本写しに専念するかい?
そもそも、こんなスランプに陥るのはプロの作家の特権だろうに。スーパーアマチュアも良いところの私が陥っていいスランプじゃない。クッソ。
面白い文章ってどうやって書けばいいんだろう。読みたくなる文章ってどうすればいいんだろう。考えれば考えるほどグルグルする。
多分なんだけど、書きたくなるような場面を用意できないのも悪いんだと思う。そして書きたくない場面ってのは往々にしてつまらない。だから小説は書きたくなるような場面だけで構成するべきなんだ。でもそれってどうすりゃいいんだ。
読書しよ……
げじげじや鉛筆転がす夜の机 秋雷
そういやあんまりげじげじ見ないな。足高は見飽きるくらい見たけど。蜘蛛ランドみたいになってるし。
夢十夜じゃないけど
昔、私が見た夢の話を短編小説にしてみようと思う。
たぶんホラー系になるんじゃないかな。
悪夢をよく見るけど、目覚めると内容を覚えてないんだよね。でもこの夢はしっかりと覚えている。私としては悪夢ではない範疇なんだけどね。どちらかというと、幸せな夢なのかもしれない。でも、小説にするならホラーになっちゃう。
タイトルは「山小屋」かな。
ホラー系短編書くよりもSF系ショートショート書く方が楽そうかもしれないなあ。でもまあ、とりあえずはこれを書いてみよう。
女郎蜘蛛星捕らえんと網を結い 秋雷
なぜ女郎蜘蛛の句なのか。女郎蜘蛛でなく絡新婦と書く方がいいかもしれないね。まあ察しのいいものは気づくだろう。
短編小説の書き方について少し考えてみた
1、長編と同じく起承転結をつければ物語らしくなるはず。
2、長編に対してスモールスケールとなる。当然、長編気分で書き始めると確実に枚数オーバーする。
3、ホラーあるいはSFが有効。
長編よりもテンポが良くないといけない。悠長に風景描写とかする場合でもない。ある意味私向けか。
オチさえつけばいいので、難易度自体は低い気もする。
短夜や夢の続きの立ち去りぬ 秋雷
真昼に夜の句を詠み始めるという。ま、「短い」に関する夏の季語を探したら短夜しかなかったっていう話なんだが。