iPhoneXとか最早雑魚過ぎて敵ではない私の最強のガラケーCASIO「G'zOne TYPE-X」について
刮目せよ。これが携帯電話の最終進化である。
究極の携帯電話と辞書で引けば、G'zOne TYPE-Xと書いてある。当然のことである。何せ私の愛機である。
今、世間は今度出る新しいiPhone「iPhoneX」とやらが話題だとか。iPhoneX、ねえ。図らずも同じ「X」を名乗る者として、我がTYPE-Xに追随するレベルであってほしいものだ。でなければ「X」の名が泣くだろう。
比べてみよう。
カメラ機能
TYPE-Xは13MP、つまり1300万画素。
iPhoneXは12MP、つまり1200万画素。
これに関してはTYPE-Xの勝ちのようだ。何とも鮮やかな写真具合。どれくらい綺麗かって? 実は私のブログの写真は、一部を除いてこのTYPE-Xで撮っている。画素が荒い奴はTYPE-X以外で撮った奴だ。
「ブログの写真をガラケーで撮ったの!? ガラケーにしては映り良いね」ってよく言われるが、そもそも我がガラケーのが画素数上じゃないか。なんだそのスマホの方が優れているに違いないという固定観念は。何せTYPE-X作ったCASIOはデジカメ「EXILIM」を作ってる会社だぜ? 負けるわけがないのだ。
防塵性能
TYPE-XがIP5X、これは内部に塵の侵入を拒み、さらに塵が侵入したとしても機能を損なわないレベルである。
iPhoneXがIP6X。これはそもそも内部に塵が侵入しない。おお、防塵性能はiPhoneXの方が上である。さすがiPhoneX。やるじゃん。
防水性能
TYPE-XはIPX8。継続して水没させても浸水しない。最高水準の防水性能だ。
iPhoneXはIPX7。一時的に水没させても大丈夫。
まあ、この辺はそうだろうとも。我がTYPE-Xのが防水性能は上。わかりきったことであろう。
その高い防水性能のために、電池パックのフタがこうしてスクリューバッテリーロックでしっかりとロックされている。割と前代未聞じゃないかい? TYPE-Xの前に使っていたのはG'zOne W42CAだったが、あいつなんか二つバッテリーロックあったよな。懐かしい。メカメカしていて好きだった。
耐衝撃性能
TYPE-XがMIL規格準拠の耐衝撃性能。このMIL規格はアメリカ国防総省お墨付きの規格である。
iPhoneXには耐衝撃性能なし。落としたら壊れる。
この辺も当然であろう。何せCASIOはG-SHOCK作ってる会社だぜ? タフネス携帯の名で売り出してただけはある。落としてもぶつけても壊れない。最強の携帯である。この辺もW42CAと同じ信頼感がある。
結論
まあ、タイトルにはああ書いたけど、3勝1敗では「雑魚過ぎて敵ではない」というのは過言であろう。iPhoneXも頑張ってんじゃない?
まあ、TYPE-Xって7年前のガラケーだけどね(笑)
私は戦慄したのだ。7年経っても未だに12MP程度のカメラしかつかないとか……7年前のガラケーに完敗だぞ。こちとらiPhone4がわずか5MPぽっちのカメラしか搭載していなかったころに13MP付けてたのだ。倍以上だぜ。しかも防水や防塵はついてなかっただろうし。
もし仮にiPhoneXでTYPE-Xを殴ったところでびくともせんだろうが、TYPE-XでiPhoneXを殴れば簡単に機能不全に陥らせることができる。軟弱。実に軟弱。鍛え方が違うのだよ。最強(物理)の携帯電話だからな。
って感じの話を古めのiPhoneを買ったらしい山奥ニートの「てく」に延々としていた。げんなりしながらも聞いてくれた。「てく」は人の話を聞いてくれるよい子である。
まあ、iPhoneを買う人種からすればTYPE-Xだってゴミにしか見えまいよ。それは認めよう。TYPE-Xを未だに愛用するだなんて極少数派だ。異端者だ。つまりは選ばれし民だ。
しかしな、我ら選ばれし民からすれば、iPhoneは使い捨てのケータイにしか見えないのだよ。もって3~4年程度で買い替えねばならない。私のTYPE-Xは買って6年経つが未だに衰えを知らない。電池パックだけへたってきたが、また買ったらいいだけのこと。この勢いなら10年はいける。iPhoneに10年は可能かい?
発売から7年経っても十分に現役として通用するスペック。そしてタフネス具合。完璧じゃないか。
私も元はW42CAユーザーだった。そう11年前。G'zOne栄光のW42CAだ。かなり多くの人がW42CAを持っていた。人気の機種だった。私も気に入っていた。ああ、本当にあの頃はよかった。iPhoneなんか無かったし、スマホも無かった。日本の携帯市場は色とりどりのガラケーで埋め尽くされ、日本製品ばかりが並んでいた。
今はどうだ。スマホ、それもiPhoneの台頭によって、日本の携帯市場は地に落ちた。海外製のスマホばかりが売れていく。そもそも外装の形状が似すぎていて差がわからない。となればブランドイメージが強いiPhoneとなろう。あるいは安いだけがとりえのサムスンのgalaxyか。ふん、日本人が日本製買わなかったら誰も買わんぞ。海外企業肥やしても日本人に得はないのだぜ。
何よりも、CASIOだ。CASIOの携帯事業部は撤退した。スマホの流れについていけなかった。栄光のG'zOneシリーズ最後のガラケーこそ我がTYPE-Xである。亡国の王子めいた煌めきを感じないか。エターナルチャンピオンシリーズで言うところのメルニボネのエルリックだ(謎)。これぞ諸行無常。ああ、CASIO亡き今、新しい携帯なんて何買えばいいんだ。後継機はないのだ。
私はスマホが憎い。こんな生きにくい時代を作りやがったスマホが憎い。だが、TYPE-Xは無言で私を支えてくれている。この時代の流れに文句も言わずに。彼は私と違って頑強なのだ。強い漢(オトコ)の携帯は、こうでなくてはならぬ。
あと無駄に機能も多いんだよな。電波通じてなくてもコンパス機能とか温度計とか。星座早見とか。アウトドア系に強そうな機能が色々ついている。意外にこの山奥では強いぞ。何せ電波通じてねえからな。
待ち受け。「僕の考えたカッコイイマーク」が描かれている(謎)
コンパス機能
サブ画面にもコンパスが出せる。カッコいい。
この写真はPCの内蔵カメラなのでだいぶ画質が酷い。2台あるように見えるだろ? その通り。2台持っているんだよ。緑の方は父親のなんだが、父はもうスマホに乗り換えちゃったので私がもらってきた。
そう、ただでさえ壊れにくいのにスペアまで持っているのだ。これは無敵だろう。
まあ、これは私の性格の問題なんだろうな。私は自分の所有する物品に強い執着心を持つ。できる限り長く、できる限り一緒にいられるように。昔の日本人気質であって、今の大量消費時代には向いてない。壊れないものが優秀であって、安定したパフォーマンスを長期間維持できるものが良いものだと思う。1年やそこらで買い替える人間の気がしれない。そんな人間だ。
携帯だけでなく、色んなものに執着する。特に本。古本屋に売ったり、捨てたりする行為がすごく嫌だ。ずっと持っておきたい。どうせ二度と読まない本でも。
そういや、学生時代は持ってる電子機器に全部名前を付けてたっけ。たしかW42CAはアレックスって呼んでたはず。懐かしいなあ。これも執着のなせる技か。本当に愛用してたんだよな。
ガラケーの傷なぞりけり秋の夜 秋雷
アニミズムの国の人だからしょうがない。長年使っているモノには魂が宿るし。何なら妖怪になったりする。きっとだ。耳袋の「猫、物を言う事」では「猫は十年経てば言葉を話せるようになり、十四、五年も生きれば神変を得る」とある。ではきっとTYPE-Xとて十年経てば物を言うようになるだろう。モノは百年経てば付喪神になるというがさすがに電子機器類はもうちょっと短縮していただきたいものだ。
さっきからわけわかんない事ばっかり書き連ねてるけど、こればかりはしょうがない。私はこの子が好きだから。そしてきっとTYPE-Xも私の事が好きなんだよ。じゃなきゃ六年も一緒にいられないさ。